三重で洋菓子、チョコレートの販売を行う T2菓子工房 の日記
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バレンタインだって女子会
2011.02.10
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14日のバレンタインデーを前に、小売り各社は「本命」や「義理」だけでなく、女子向けのチョコレートを強化している。友人の女性にも送り先を広げて、売り上げ増を狙う戦略だ。原料となるカカオ豆の価格が高騰し、値上げ圧力が高まるなか、各社とも販売増へ工夫をこらしている。小さなドーナツ型、ピンクのハート――。百貨店の大丸東京店で1日あった試食会では、かわいらしさを強調した商品が次々と運び込まれた。参加した女性は「先に自分用と家族用を買う。義理チョコはその後」と話す。大丸の今年のテーマは「ガールズコレクション」。数年前から女性同士で交換する「友チョコ」がブームに。今年は花や動物をかたどったものなど、見た目のかわいさを重視。女性だけで集まる「女子会」で食べられるような商品を充実させたという。東京の日本橋三越本店は「女子会チョコ」として、花形の詰め合わせ商品を発売した。松屋では、縁結びで知られる台東区の今戸神社と協力して、神主の女性が描いた招き猫のチョコを企画。婚活中の女性向けに売り出した。百貨店各社は、今年の売り上げは前年より増えるとみる。伊勢丹新宿店で1月26~31日開かれた高級チョコの販売会では、少量に小分けした商品が好調だった。「プチぜいたく」志向もあって、売り上げは前年より1割増えた。西武池袋本店で1月28日から始めた特設売り場でも、複数買っていく人が目立ち、31日までの売上高は前年同期より4割増。「今年はバレンタインが平日なので、会社の同僚らへの義理チョコも期待できる」(広報)としている。
